ガイド · 更新日 · 執筆:Buğra Sözeri
電子署名を検証する方法
署名の検証方法は、署名の種類によって変わります。証明書ベースのデジタル署名は PDF リーダーで検証できます。シンプルな電子署名は、監査証跡とそれを取り巻く記録で検証します。
ステップごとの手順
- 署名の種類を見分ける. PDF を Adobe Acrobat Reader で開きます。署名パネルや署名に関するバナーが表示されれば、証明書ベースの署名が含まれています。表示されなければ、署名はおそらく画像か注釈です。
- 署名パネルを開く. 証明書ベースの署名なら、Acrobat Reader の署名パネルを開き、各署名とその検証ステータスを確認します。
- ステータスを確認する. 署名後に文書が変更されていないか、署名者の証明書が信頼されているかを確認します。
- 監査証跡を確認する. シンプルな電子署名なら、電子署名サービスの監査証跡または完了証明書を開き、氏名、メールアドレス、日時を確認します。
- 疑わしければ署名者に確認する. 少しでもおかしな点があれば、書類に書かれた連絡先ではなく、すでに信頼している連絡手段で署名者に確認します。
画像の署名を検証しにくい理由
PDF に手書きしたり貼り付けたりした署名は、ただの画像です。誰でもコピーできるので、それだけではほとんど何も証明しません。証拠になるのは過程のほうです。誰が送ったか、どのメールアドレスに送ったか、いつ署名されたかです。
検証できる記録を残す
eSignSimple で書類を送ると、監査証跡に署名の過程が記録されるので、誰がいつ署名したかを示せます。
eSignSimple で署名された書類を検証するには
検証ページを開き、署名済みの PDF をアップロードするか、SHA-256 のフィンガープリントを入力します。署名完了時に当社が記録したフィンガープリントと照合し、1バイトでも変わっていれば一致しません。次に、PDF の末尾にある完了証明書で、署名者の氏名、メールアドレス、日時、IP アドレスを確認します。ファイルを編集してもフィンガープリントを偽造できない理由は、用語集のSHA-256で説明しています。
検証ページで一致しなかった場合でも、すぐに改ざんと決めつける必要はありません。署名後に誰かがファイルを別の形式で保存し直したり、注釈を加えたりしただけでも、フィンガープリントは変わります。署名完了時に届いたメールのリンクから原本を取り寄せ、もう一度照合してみましょう。
取引先から署名済みの書類を受け取る側なら、完了証明書付きの PDF を原本として保管し、転送や再保存で作られたコピーとは区別しておくと、後で照合するときに迷いません。
署名済みの書類が改ざんされたかもしれない兆候
あるページだけフォントや字間が違う、署名だけ解像度がわずかに違って貼り付けたように見える、証明書に記載されたページ数が違う、フィンガープリントが一致しない。こうした兆候があれば、書類を作成したサービスから原本を取り寄せましょう。監査証跡に何が記録されるかは監査証跡とはで、紛争でこの証拠がなぜ重要かは電子署名に法的効力はあるかで解説しています。
Word で署名された書類の場合は?
編集可能な .docx の中の署名は、意味のある形では検証できません。ファイルが痕跡なく変わりうるからです。代わりに署名済みの PDF を求めましょう。PDF が署名に適した形式である理由はWord 文書に電子署名する方法で説明しています。
私たちの見解
検証で大事なのは署名の見た目ではありません。本物のくねくね線とコピーされたものを見分けられる人はいません。大事なのは2つの問いです。これは署名されたファイルそのものか。署名依頼は誰に送られたか。前者にはハッシュ値が、後者には監査証跡が答えます。どちらもない署名済み書類が届いたら、証拠ではなく主張として扱い、完了証明書を求めましょう。
よくある質問
Acrobat の「署名の有効性は不明です」とはどういう意味ですか?
通常は、署名に使われた証明書を Acrobat が信頼していないという意味です。必ずしも文書が改ざんされたことを意味するわけではありません。
プレビューやファイルアプリで追加した署名は検証できますか?
これらは証明書のない画像ベースの署名を追加するので、暗号的に検証できるものはありません。書類がどのようにやり取りされたかを頼りにしてください。
署名済みの PDF が変更されたかどうかを見分けるには?
証明書ベースの署名なら、PDF リーダーが変更を報告します。それ以外の署名は、電子署名サービスが記録したコピーやハッシュ値と照合します。